犬のしつけは、飼い主さんにとって大きなテーマです。
うまくいくと犬との生活が格段に楽しくなりますが、間違った方法を続けると問題行動を悪化させることもあります。
この記事では、実際の「しつけ成功例」と「しつけ失敗例」を紹介しながら、
しつけで大切なポイントをわかりやすくまとめました!
あなたの愛犬との関係をより良くするために、ぜひ参考にしてみてください。
しつけが成功するパターンとは?
まずは、しつけがうまくいった例から見ていきましょう。
成功例①:トイレトレーニングに成功したケース
【状況】
ミニチュアダックス(生後3ヶ月)
最初は部屋中に粗相をしてしまい、困っていた。
【取り組み】
- サークルの中にトイレシートを設置
- 成功したらすぐにおやつと褒め言葉
- 失敗しても叱らず、黙って片付け
- 成功回数をしっかりカウントし、記録した
【結果】
→ 2週間ほどでほぼ失敗がなくなり、自分からトイレに行けるようになった!
【成功ポイント】
✅ 成功した瞬間にご褒美をあげた
✅ 失敗しても怒らなかった
✅ 一貫性を持って続けた
成功例②:吠え癖を改善したケース
【状況】
柴犬(1歳半)
インターホンが鳴るたびに激しく吠えていた。
【取り組み】
- インターホン音に慣れさせるため、わざと鳴らす練習
- 鳴ったらすぐに「おすわり」指示→成功したらおやつ
- インターホン=良いことが起こると関連付けた
【結果】
→ 3ヶ月後には、インターホンが鳴っても吠えず、静かにおすわりできるようになった!
【成功ポイント】
✅ 事前に対策(音に慣れる練習)をした
✅ 望ましい行動を強化した
✅ 気長に練習を続けた
しつけが失敗してしまったパターンとは?
次に、うまくいかなかったケースを見てみましょう。
失敗例①:甘やかしすぎてわがまま犬に
【状況】
トイプードル(生後6ヶ月)
要求吠えや、噛みつき行動がエスカレート。
【原因】
- 犬が吠えたらおやつを与えていた
- 甘噛みを可愛いと放置していた
- 要求に応じすぎてしまった
【結果】
→ 「吠えたら望みが叶う」「噛めばかまってもらえる」と学習してしまった。
【失敗ポイント】
❌ 問題行動を強化してしまった
❌ 一貫性がなかった
❌ 飼い主主導ではなく犬主導になっていた
失敗例②:怖がりな犬に厳しくしすぎた
【状況】
ビションフリーゼ(生後4ヶ月)
散歩で車の音や他の犬を怖がって動かなくなる。
【原因】
- 無理やりリードを引っ張って歩かせた
- 怖がっているのに叱った
- 怖がるたびに「ダメ!」と怒鳴った
【結果】
→ 散歩自体を怖がるようになり、外に出るのを嫌がるようになった。
【失敗ポイント】
❌ 怖がりを理解せず無理をさせた
❌ 恐怖をさらに強めてしまった
❌ 犬のペースに合わせなかった
成功するしつけの基本ルール
上記の事例から、成功するための共通ポイントをまとめます。
1. ポジティブ強化を徹底する
犬は「嬉しいことがあった後の行動」を覚える生き物です。
できたらご褒美、失敗しても怒らない。これが鉄則!
2. タイミングが命
成功したら2秒以内にほめる・ご褒美をあげましょう。
遅れると、犬は何に対して褒められたのかわからなくなります。
3. 一貫性を保つ
家族全員でルールを統一しましょう。
「昨日は許されたのに今日はダメ」だと、犬は混乱してしまいます。
4. 焦らずコツコツ
しつけは一朝一夕ではできません。
毎日の積み重ねが、大きな成果につながります。
まとめ
犬のしつけには、「成功パターン」と「失敗パターン」が存在します。
どちらも実際の飼い主さんたちが体験したリアルな話だからこそ、学びがたくさんあります。
- 成功の秘訣は「ポジティブに褒める」「一貫性」「タイミング」。
- 失敗の原因は「甘やかし」「厳しすぎ」「犬の気持ちを無視」。
あなたも今日から、愛犬と一緒に「小さな成功体験」をたくさん積み重ねていきましょう!
きっと素晴らしい関係が築けますよ✨