室内を猛スピードで走り回る、いわゆる「ズーム行動」や「暴走」。
可愛らしく見えることもありますが、頻度が多すぎたり落ち着かない様子が続くと、家具の破損やケガのリスクにもつながります。
この記事では、犬が無駄に走り回る原因と、それを防ぐためのしつけ・対処法について詳しく解説します。
犬が無駄に走り回る理由とは?
まずは、なぜ犬が突然走り出すのか、主な理由を理解することが大切です。
● エネルギーが有り余っている
特に若い犬や運動量の多い犬種は、体力が余っていると自然と走りたくなるものです。
散歩不足も大きな原因。
● ストレスや退屈
留守番が長かったり、刺激のない環境では、ストレスや退屈を紛らわすために走り回ることがあります。
● 遊びたい・構ってほしいサイン
飼い主の注意を引きたいときや、「遊ぼうよ!」という気持ちの表れとして、走り回る行動が見られることもあります。
● 習慣化してしまっている
子犬の頃にたくさん走り回っても許されていた場合、それが「普通の行動」として定着してしまっている可能性があります。
無駄な走り回りを防ぐためのしつけ・対策
では、どのようにすればこの行動を抑えられるのでしょうか。
いくつかの実践的な方法をご紹介します。
● 散歩や運動の質と量を見直す
エネルギーの発散は、最も基本で効果的な対策です。
朝晩2回の散歩を確保しつつ、犬が満足できるような遊びや運動も取り入れてあげましょう。
● 知育玩具で脳の刺激を与える
体だけでなく「脳」を使う遊びも、犬にとっては良い疲れになります。
特に室内では、フードを探すトイやパズルおもちゃが有効です。
● 無視で対応することも有効
構ってほしいという気持ちで走り回っている場合は、無反応で対応するのが正解です。
目を合わせず、声もかけず、騒がなければ自然と落ち着くことがあります。
● 「おすわり」「待て」で落ち着かせる
基本的なしつけを日頃から練習しておくと、興奮しているときでも指示で落ち着かせやすくなります。
「おすわり」や「ハウス」などは、非常に有効なコマンドです。
● 決まった時間に運動や遊びをする習慣を作る
「この時間に走れる・遊べる」と犬が理解すれば、それ以外の時間は自然と落ち着きやすくなります。
ルーティン化は、犬に安心感を与える意味でも効果的です。
おすすめアイテムでさらに効果UP!
無駄な走り回りを抑えるために役立つ、便利アイテムもあります。
🧠 おすすめ①:知育トイ「コング」シリーズ
フードを詰めて遊べる知育トイの定番。遊びながら集中でき、脳と体のエネルギーをバランスよく使えます。
🛏 おすすめ②:落ち着けるドッグベッド
体を包み込む形状のベッドは、安心感を与えて犬をリラックスさせてくれます。クール素材や低反発タイプなど、季節に合わせた選び方もポイントです。
🐾 おすすめ③:スライド式ドッグゲート
走り回れる範囲を制限して、安全に落ち着ける空間を確保。
家具への衝突や転倒防止にも◎。
まとめ:走り回るのは自然なこと。でも「コントロール」が大切
犬が走ること自体は自然な行動ですが、室内での激しい行動が頻繁になると、人にも犬にもリスクが生じます。
適切な運動、日々のルール、そして飼い主の落ち着いた対応で、無駄な興奮行動はしっかりとコントロールできます。