犬の熱中症

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犬との暮らし・季節対策

犬の熱中症対策まとめ|夏に絶対注意すべき症状と予防法

2025年5月25日

はじめに

暑い季節になると、私たち人間と同様に犬も熱中症のリスクが高まります。

特に日本の夏は湿度も高く、犬にとって非常に過酷な環境です。

この記事では、犬の熱中症の症状から予防法、注意すべき時間帯や環境などを詳しく解説します。


犬も熱中症になる?夏に注意すべき理由

犬は人間のように汗をかいて体温を調整することができません。

体温を下げる手段は主に「パンティング(口を開けてハァハァする呼吸)」と、肉球からわずかに汗をかくことしかありません。

そのため、暑さが続くと体に熱がこもりやすく、熱中症を起こしやすいのです。

特に注意が必要なのは以下の条件に当てはまるとき:

  • 気温が25度を超える日
  • 湿度が高い日(70%以上)
  • 風通しが悪く直射日光が当たる場所
  • 車内や締め切った室内に放置された場合

犬の熱中症の症状チェックリスト

犬の熱中症は初期段階で気づいて対処することが命を守るカギになります。

以下のような症状が見られたら要注意です:

  • 激しいパンティング(口を大きく開けて苦しそうに呼吸する)
  • 体が熱く、触ると熱がこもっている
  • よだれが多く出る
  • 落ち着きがなくなる、ふらつく
  • ぐったりして動かない
  • 嘔吐や下痢をする
  • 歯茎や舌が赤くなる
  • 意識がぼんやりしている、反応が鈍い

重症化すると命の危険があるため、初期段階で気づくことがとても大切です。


熱中症を防ぐための5つの基本対策

犬の熱中症を防ぐには、日々の生活の中でできる小さな工夫が大きな予防につながります。

1. 散歩は早朝・夕方の涼しい時間帯に

日中はアスファルトの温度が非常に高く、肉球を火傷する危険もあります。

散歩は朝6時台や夜19時以降など、地面が冷えている時間帯にしましょう。

2. 十分な水分補給を意識する

新鮮な水を常に用意し、外出時にも携帯用の給水ボトルを持ち歩きましょう。

水をあまり飲まない子には、ウェットフードを混ぜたり、氷を入れてみる工夫も効果的です。

3. 室内の温度と湿度を管理する

エアコンは必須です。室温は25℃前後、湿度は50〜60%が理想。

サーキュレーターで空気を循環させると効果的です。

4. 直射日光を避ける

カーテンを閉めたり、すだれを使って室内温度を抑える工夫も大切です。

犬が自分で涼しい場所に移動できるよう、スペースに余裕を持たせましょう。

5. クールダウンできる環境を整える

冷感マットや凍らせたペットボトルをタオルに包んで置くなど、体温を下げられる環境づくりをしましょう。


留守番中の熱中症対策

外出中もエアコンはつけたままにしておくことが重要です。

加えて、停電対策として保冷剤や冷感グッズを設置しておくと安心です。

できれば短時間で帰宅できるようスケジュールを調整するのも大切です。


水分補給と食事の工夫で脱水を防ごう

水の摂取量が少ないと、熱中症だけでなく脱水症状も併発します。ドライフードをふやかしたり、犬用スープを混ぜたりして水分量を増やす工夫をしましょう。

また、塩分の高い人間の食べ物を与えないことも重要です。内臓への負担が増し、さらに脱水を進めてしまう危険性があります。


犬種別の注意点|短頭種・老犬・子犬は特に警戒!

熱中症のリスクが特に高い犬のタイプは以下の通りです:

  • パグ、フレンチブルドッグなど短頭種(呼吸がしづらく熱がこもりやすい)
  • 老犬(体温調節機能が衰えている)
  • 子犬(体力が少なく熱に弱い)
  • 肥満気味の犬(熱が逃げにくい)

これらの犬種は特に暑さに敏感なので、室温管理や散歩時間には一層の注意が必要です。


まとめ|小さな変化に気づいて大きなリスクを防ごう

犬の熱中症は、ちょっとした工夫と気配りでしっかり防げます。

愛犬の様子をよく観察し、暑い季節も元気に快適に過ごせるようサポートしてあげましょう。

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