犬の耳掃除はなぜ必要?
犬の耳は構造上、蒸れやすく汚れがたまりやすい部分です。特に、
- トイプードル
- シーズー
- コッカースパニエル などの垂れ耳の犬種は、空気がこもりやすく、外耳炎などの耳トラブルを起こしやすい傾向にあります。
また、放置すると耳垢のにおいや、かゆみ、炎症、さらには耳ダニなどのトラブルにつながることも。
日頃から適度に耳掃除を行うことで、耳の病気予防と早期発見につながります。
耳掃除の頻度とタイミング
耳掃除はやりすぎも逆効果になるため、適切な頻度が大切です。
■ 目安の頻度:
- 通常の犬種:月1〜2回程度
- 垂れ耳の犬種や耳垢が多い子:週1回程度が目安
■ タイミング:
- お風呂のあと
- お散歩のあと
- 耳をかゆがる・におうとき など、愛犬が落ち着いているときに行いましょう。
犬が嫌がらない耳掃除のステップ
耳掃除は無理にすると犬にとって嫌な記憶になり、次回からさらに嫌がる原因になります。
以下のように優しく、段階を踏んで進めることが大切です。
【ステップ1】耳を触る練習をする
まずは、耳を触ることに慣れさせましょう。
触るたびにおやつを与えると"いいこと"として覚えてくれます。
【ステップ2】外側の汚れを拭き取る
- コットンやガーゼを使って、耳の外側や入り口部分をやさしく拭き取ります。
- このとき綿棒は使わないようにしましょう。奥まで入りすぎる危険があります。
【ステップ3】イヤークリーナーを使用
- 市販の犬用イヤークリーナーを使って、数滴耳の中に垂らします。
- その後、耳の根元を優しくマッサージして液をなじませます。
【ステップ4】振らせて汚れを排出
- 犬は自然と頭を振るので、その動きで耳の中の汚れが外に出ます。
- 出てきた汚れをガーゼやティッシュで拭き取れば完了です。
注意すべきポイント
- 綿棒は基本NG(奥に押し込むリスクあり)
- 出血や膿、異臭がある場合は耳掃除せずすぐ病院へ
- 1回で全部キレイにしようとせず、数日に分けて少しずつ
- 痛がる、かゆがる、何度も頭を振るなどの異常があれば注意
おすすめ耳掃除グッズ(アフィリエイト導線)
🧴 イヤークリーナー
「ビルバック イヤークリーナー」
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🧻 コットン&ガーゼ
「ペット用ソフトガーゼパッド」
- 目の細かい柔らか素材
- 敏感な犬の耳にも安心
🧪 イヤーパウダー(耳毛抜き用)
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Q&A よくある質問
Q:犬の耳毛は抜いた方がいい? A:耳毛が多く、通気性が悪くなっている場合は抜いた方がいいですが、皮膚が弱い子は獣医師に相談を。
Q:耳を触ると怒るけどどうすれば? A:いきなり掃除しようとせず、まずは毎日耳を優しく触る練習から始めましょう。ご褒美とセットにするのがコツです。
Q:耳掃除のとき出血したけど大丈夫? A:出血がある場合は無理に続けず、すぐに動物病院で診察を受けましょう。炎症や傷の可能性もあります。
まとめ|耳掃除も立派なスキンシップ
犬の耳掃除は、ただのケアではなく健康管理と信頼関係づくりの時間です。
- 無理にやらず、少しずつ慣らすことが大切
- イヤークリーナーやガーゼなど、専用グッズを使うと安全
- 異変があるときはすぐ獣医師に相談
習慣化すれば犬も飼い主も負担が減り、楽しく続けられます。健康な耳を保つために、今日から耳掃除を始めてみましょう!