はじめに:愛犬の「食生活」見直してますか?
毎日当たり前にあげている“ごはん”、実はその習慣こそが愛犬の健康を左右します。
「ずっと同じフードだし、特に問題は起きてないから大丈夫」…本当にそうでしょうか?
実は多くの飼い主さんが、無意識のうちにNGな習慣をしてしまっているのが現実です。
この記事では、犬のごはんにまつわるよくある間違い7選を紹介し、それぞれの改善策も具体的に解説します。
1. 【人間の食べ物】をついついあげてしまう
❌間違いポイント
「ちょっとくらいならいいよね」とついおすそ分けしたくなるのが人間の食事。
しかし、塩分・糖分・脂肪分・香辛料などが犬にとっては有害です。
中毒の危険があるネギ類・チョコレート・ぶどうなどを与えてしまうケースも後を絶ちません。
✅改善策
- 人間の食事は基本的にNGと認識しておく
- どうしても何かをあげたい場合は、**犬用に茹でた食材(味付けなし)**を少量だけにとどめる
2. 【目分量】でごはんを与えている
❌間違いポイント
フードの量を「なんとなく」で与えていると、カロリー過多または不足になりやすく、肥満や栄養失調を引き起こす可能性があります。
また、おやつとのバランスを無視してフードを増やすのも要注意。
✅改善策
- ドッグフードのパッケージに記載されている給餌量を確認
- 毎回キッチンスケールや専用計量カップを使って正確に測る
3. 【時間が不規則】な食事タイム
❌間違いポイント
「朝は早くて無理」「今日は忙しくて遅れちゃった」など、犬の食事時間がバラバラになると、消化機能に負担がかかり、ストレスの原因にもなります。
特に食事前の期待時間に大きなズレがあると、犬は不安を感じやすくなります。
✅改善策
- 食事時間は毎日できる限り同じ時刻にする(±30分以内が理想)
- 平日と休日で時間がずれそうな日は、家族で調整役を決めておく
4. 【おやつのあげすぎ】による食生活の崩れ
❌間違いポイント
「かわいいからつい」「催促されて断れない」…そんな理由でおやつがメインになっていませんか?
おやつが多すぎると栄養バランスが崩れるだけでなく、本来のごはんを食べなくなって偏食気味に。
✅改善策
- 1日の総カロリーの10%以内におさえるのが基本
- しつけのご褒美や特別な日だけに限定する
- おやつも原材料を確認し、無添加・低カロリーなものを選ぶ
5. 【ドッグフードの保存】が雑になっている
❌間違いポイント
開封したフードを袋のまま放置したり、口をきちんと閉じていないと、酸化や湿気、虫の侵入によってフードの品質が低下します。
知らずに劣化したフードを与え続けると、下痢・嘔吐・食欲不振の原因にも。
✅改善策
- 開封後は密閉容器に移し替えて、冷暗所(または冷蔵庫)で保存
- 開封日を袋にメモして、1ヶ月以内に使い切るようにする
6. 【年齢・体調に合わないフード】を使っている
❌間違いポイント
「昔からこのフードをあげているから」といって、シニア犬に子犬用のフードを続けたり、逆に肥満傾向なのに高カロリーフードを与え続けているケースも少なくありません。
その結果、腸内バランスの崩れや病気リスクが上昇します。
✅改善策
- 年齢・体格・体調に合わせてライフステージ別フードを選ぶ
- 獣医師に定期的に相談し、必要に応じて療法食や専用フードへの切り替えを検討
7. 【水分補給】を軽視している
❌間違いポイント
特にドライフード中心の犬に多いのが、水分不足による便秘・脱水・尿路結石などのトラブル。
水の器が汚れていたり、場所が悪かったりして飲む量が減っている場合も。
✅改善策
- 水は毎日2~3回以上交換し、常に新鮮な状態を保つ
- 飲水量が少ない場合は、ぬるま湯でふやかしたフードや手作りスープを追加するのも◎
- 水飲み場を複数個所に設置することで飲む回数が増えることも
📝番外編:食べムラや早食いも要チェック
ここまでで紹介した7つに加えて、「食べムラ」や「早食い」も見過ごせない問題です。
- 食べムラ:おやつの与えすぎや飽きによる偏食の可能性あり
- 早食い:誤飲・胃捻転の危険があるので、早食い防止皿を活用する
🐶まとめ:今日からすぐ見直せる!愛犬のごはん習慣
いかがでしたか?
犬の食事に関する「よくある間違い」は、どれもついやってしまいがちなものばかり。
でも、正しい知識があれば、すぐに見直すことができます。
日々の食生活を少し変えるだけで、愛犬の健康・寿命・幸福度が大きく変わります。
🔍もう一度おさらい|よくある間違い7選
- 人間の食べ物を与えている
- フードの量を目分量であげている
- 食事時間が毎日バラバラ
- おやつをあげすぎている
- ドッグフードの保存が不十分
- 年齢や体調に合わないフードを使っている
- 水分補給を軽視している