犬の耳掃除

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犬のまめ知識・コラム

【犬の耳掃除の正しいやり方】嫌がる子にもできる簡単ステップと注意点

2025年5月20日

はじめに

犬の耳掃除は、見落とされがちなケアの一つですが、実はとても重要です。

耳の中は湿気がこもりやすく、汚れや細菌が繁殖することで耳の感染症や炎症を引き起こすことがあります。

特に耳が垂れている犬種や、アレルギーを持つ犬などは、定期的な耳掃除が必要です。

この記事では、犬の耳掃除の正しいやり方を解説し、耳掃除を嫌がる犬に対してもできる簡単なステップを紹介します。

また、耳掃除の際の注意点や予防方法についても触れますので、愛犬の健康管理に役立ててください。


なぜ犬の耳掃除が必要なのか?

犬の耳は、人間と違って構造が複雑で、耳道がL字型になっています。

この構造により、汚れや湿気が溜まりやすく、放置すると耳の炎症や感染症を引き起こす原因になります。

特に以下のような犬には耳掃除が重要です。

  • 耳が垂れている犬種(例: コッカースパニエル、ダックスフンドなど)
  • アレルギーや皮膚疾患を持っている犬
  • 頻繁に水に入る犬(泳ぐ犬やシャワーを浴びる犬)
  • 耳に汚れや臭いが気になる犬

耳掃除をすることで、耳の健康を保ち、病気を予防することができます。


犬の耳掃除の正しいやり方

耳掃除をするときは、正しい方法を守ることが大切です。

間違ったやり方をすると、耳道を傷つけてしまったり、汚れが奥に押し込まれてしまったりする恐れがあります。

1. 必要な道具を準備する

まずは、犬の耳掃除に必要な道具を揃えましょう。

以下のアイテムがあれば、耳掃除がスムーズに行えます。

  • 耳掃除専用のクリーナー(動物用)
  • コットンボールまたはガーゼ
  • ティッシュペーパー(耳の周りを拭くため)
  • イヤーボトル(耳のクリーナーを注入するため)

耳掃除専用のクリーナーは、犬用に調整されたものを使用してください。

人間用のものは、犬の耳に適していない成分が含まれていることがありますので、避けましょう。

2. 犬をリラックスさせる

犬が耳掃除を嫌がらないように、まずはリラックスした状態にしてあげることが大切です。

特に耳掃除が初めての場合や嫌がる犬の場合は、落ち着かせることが重要です。

  • おやつを使ってリラックス: おやつを与えることで、犬が耳掃除に対してポジティブな印象を持てるようにします。
  • 短い時間から始める: 最初は耳の周りを優しく撫でるだけで、耳掃除を慣らしていきましょう。

リラックスした状態で耳掃除を行うことで、犬も嫌がることなく進めることができます。

3. クリーナーを耳に適量注入する

耳掃除用のクリーナーを耳道に注入します。

犬を安定した姿勢で座らせ、耳を軽く持ち上げて、耳の入口にクリーナーを数滴落としましょう。

クリーナーは耳道をきれいにするために必要ですが、過剰に入れすぎないように気をつけてください。

4. 耳道を優しくマッサージする

クリーナーを入れた後は、耳の根元を優しくマッサージして、液体を耳道全体に行き渡らせます。

耳をマッサージすることで、汚れが浮き上がり、後でコットンボールで拭き取る際に効果的です。

  • 優しくマッサージ: 強く押しすぎず、耳道に負担をかけないようにします。
  • 犬の反応を見ながら: マッサージ中に犬が嫌がったり、痛がる様子が見られたら、すぐに中止し、別の方法を試すようにしましょう。

5. コットンで耳の内部を拭く

マッサージ後は、コットンボールを使って耳の内部を優しく拭き取ります。

コットンボールにクリーナーが付いているので、汚れを取り除く際には強く擦らず、軽く押し当てるように拭き取るのがポイントです。

  • 奥まで触れない: 耳道の奥深くには触れないようにしましょう。耳掃除は耳道の入り口部分を中心に行います。無理に奥まで掃除しないように気をつけましょう。
  • コットンが汚れたら交換: 1枚のコットンボールで何度も拭かず、汚れが目立ったら交換してください。

6. 外耳を拭き取る

耳掃除が終わったら、耳の外側をティッシュペーパーやガーゼで軽く拭きます。

耳の周りの汚れや水分を取り除くことが大切です。

耳の外側も清潔に保ちましょう。


犬が耳掃除を嫌がるときの対処法

耳掃除は多くの犬にとって少し嫌な作業かもしれません。

しかし、少しの工夫で、嫌がる犬でも耳掃除を受け入れやすくすることができます。

1. 少しずつ慣らしていく

耳掃除をいきなり行うのではなく、少しずつ慣らしていくことが大切です。

最初は耳を触るだけでおやつを与え、耳の中に触れることを嫌がらないようにしていきます。

2. おやつでポジティブな連携を作る

耳掃除が終わったらすぐにおやつを与えることで、犬が耳掃除を「良いこと」として認識するようになります。

おやつを使って耳掃除をポジティブな体験にしましょう。

3. 無理をしない

犬が強く嫌がったり、怖がったりしている場合は、無理に耳掃除を続けないようにします。

短時間で終わらせ、犬がリラックスした状態で再度挑戦しましょう。


犬の耳掃除の頻度と注意点

耳掃除を行う頻度は犬の生活スタイルや健康状態により異なりますが、一般的には週に1〜2回程度が目安です。

特に耳垂れやアレルギーがある犬は、より頻繁に耳掃除を行う必要があります。

  • 耳が汚れやすい犬種: 耳垂れの犬や、アレルギーがある犬は、週に2回以上の耳掃除が必要です。
  • 耳がきれいな犬種: 耳が垂れていない犬や、健康な犬の場合は、月に1〜2回の掃除で十分です。

また、耳掃除の際に以下の点に注意してください。

  • 耳の異常を確認する: 耳掃除の際には耳の中に異常(赤み、膿、臭い)がないかをチェックしましょう。異常があった場合は、すぐに獣医に相談してください。
  • 無理に奥まで掃除しない: 耳道の奥深くには手を入れず、あくまでも入り口部分を掃除しましょう。

まとめ

犬の耳掃除は、犬の健康を守るために欠かせないケアの一つです。

正しい方法で耳掃除を行い、愛犬の耳の健康を保ちましょう。

耳掃除が嫌がられることもありますが、少しずつ慣らしていけば、犬にとっても負担の少ない作業になります。

定期的に耳掃除をして、愛犬の耳を清潔に保ち、病気の予防にも繋げていきましょう。

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